Named Data Networking

Named Data Networking（NDN）プロジェクトは、新たな通信パターンに自然に対応できるよう、現在のインターネットのホストベースのポイント・ツー・ポイント通信アーキテクチャの長所を生かし、短所に対処できる新しいインターネット・アーキテクチャを開発することを目的としている。データの場所ではなく名前を付けることで、NDNはデータをファーストクラスのエンティティに変える。現在のインターネットはデータのコンテナを保護する。NDNはコンテンツを保護する。これは、データの信頼とホストの信頼を切り離す設計上の選択であり、帯域幅を最適化する自動キャッシングなど、根本的にスケーラブルな通信メカニズムを可能にする。このプロジェクトでは、将来のインターネット・アーキテクチャとしてNDNを検証するために取り組むべき技術的課題（ルーティングの拡張性、高速転送、信頼モデル、ネットワーク・セキュリティ、コンテンツ保護とプライバシー、基礎的な通信理論）を研究している。このプロジェクトでは、提案されたアーキテクチャを評価するために、エンドツーエンドのテストベッド展開、シミュレーション、および理論的分析を使用しており、NDNプロトコルとアプリケーションの仕様とプロトタイプ実装を開発しています。NDN Technical Report NDN-0001 「Named Data Networking (NDN) Project 」は、NDNプロジェクトの提案書を若干修正したものである。